

マンドリンに興味がある人「マンドリン弾いてみたいけど、マンドリンって高いなぁ・・・。もっとカンタンに始める方法ないかなぁ・・・。」
こういった疑問に答えます。
※ここで言うマンドリンは、オーケストラで演奏するクラシックマンドリン(後ろが丸いやつ)を指しています。
本記事の内容
・自分で買わなくてもマンドリンを持ち、無料で弾き方まで教えてもらう方法
僕は大学時代にマンドリンに出会い、学生サークルや社会人団体などでマンドリンを弾いて8年が経ちます。
学生時代になけなしの貯金をはたいて自分の楽器を買った僕ですが、今思うと「もっとコスパ良いはじめ方あったよなぁ」と思います。
そこで、「もし今自分がイチからマンドリンを始めるとしたら」と言う視点に立って、もっともコスパのいい方法をまとめようと思います。
コスパの良いマンドリンの始め方
コスパの良いマンドリンの始め方で重要なのは、一番お金がかかるマンドリン本体にお金をかけないこと。
究極をいうと、マンドリンを買わないことです。
ここからは、身分や境遇といったところで手法が異なるので、パターンに分けて説明していきたいと思います。
パターン1:マンドリンクラブのない学校の学生、もしくは社会人
パターン2:マンドリンクラブのある学校の学生
パターン1:マンドリンクラブのない学校の学生、もしくは社会人
この記事にたどり着いた方は、在籍する学校にマンドリンクラブが無かったり、マンドリンに縁のなかった社会人が一番多いのではないでしょうか。
「マンドリンに興味があるけど、どれを買ったらいいかわからないし、エントリーモデルっぽいものでも安くない!」
そんな人は、とりあえず住んでいる地域の社会人マンドリン団体に体験入団してみることをお勧めします。
「マンドリン持ってないし弾けないのにいきなり団体に所属するの?」と思われるかもしれませんが、全然問題ありません。
なぜなら、以下の二つの根拠があるからです。
根拠1:たいていの団体には予備楽器がある、もしくは予備楽器を持っている個人がいる
根拠2:初心者を歓迎する風潮が強いので、練習に参加すればレクチャーしてもらえる
一つずつ説明していきます。
根拠1:たいていの団体には予備楽器がある、もしくは予備楽器を持っている個人がいる
演奏会では、コンサートマスターや各パートのリーダーは予備楽器を持ってステージに上がります。これは、弦が切れた時に対応するためです。コンサートマスターやパートリーダーが演奏不可になったら、目も当てられませんよね。
※コンサートマスター=一番重要な奏者 くらいの認識で大丈夫です。
また、何かしらの事情でマンドリンを手放すことになった人が置いて行った物を団体で預かっていると言うパターンもあり得ます。
なので、「楽器も持っていない素人なのですが、貸し出し楽器等ございませんか?」等の一文を添えて体験入団を希望すれば対応してもらえるはずです。
小さい団体だと予備楽器を持っていない可能性もあるので、なるべく人が多そうな団体に打診して見ると良いと思います。
根拠2:初心者を歓迎する風潮が強いので、練習に参加すればレクチャーしてもらえる
マンドリンはトランペットやホルンのような吹奏楽系等と比較して、マイナーな楽器です。
ですので、業界的には慢性的な人手不足となっています。(これでも世界的に見ると日本はマンドリンが盛んな方ですが。)
ですので、「初心者でも良いので人手が欲しい」と言う状況の団体が多いように思います。
また、社会人マンドリン団体には年齢層の二極化が進んでおり、お年寄りが多く在籍していらっしゃる場合もあります。
お年寄りは比較的に時間的に余裕があるので、団体の練習日意外に弾き方についてレクチャーしてくれる可能性もあります。
もしくは練習時間より早めに練習場に行って、教えてもらうと言うのもありでしょう。
まずは「(住んでいる都道府県) マンドリン」で見学してみてください。
意外と各県に1つ以上はマンドリン団体があったりします。
参考までに、プロマンドリニストの石橋敬三さんが作成した、日本のマンドリン団体一覧を貼っておきます。
2.マンドリンクラブのある学校の学生
言うまでもないかと思いますが、学校の正式な部活やサークルであれば、必ず備品のマンドリンがあるはずです。そこに入部すれば当然、楽器を貸してもらえるでしょう。
運が良ければ、初心者にもかかわらずかなりいいクラスの楽器を貸してもらえるかもしれません。
まだマンドリンの良し悪しがわからないうちでも、いいものに触れておくと上達も早いはずです。
いいクラスのものでも状態が悪ければ話にならないので、先生や先輩に「どのマンドリンが状態が良いでしょうか?」と聞いて見るのも良いかもしれません。
そして学校の部活動やサークルなら、初心者に教えるための流れは確立されているでしょうし、運が良ければ技術顧問がついている可能性もあります。
おまけ:家で『コソ練』したい方に
また、「素人なのに手ぶらで団体に飛び込むのはどうしても抵抗がある」という方は、お値段安めのフラットマンドリンである程度弾けるようになっておくという手もあります。
所詮短期間の練習用なので、安い物で済ませてしまった方がいいと思います。
お勧めは以下のフラットマンドリンです。

また、将来的に「パソコンで録音したい」とか「アンプで音を出したい」と考えている方は、ピックアップ 付きモデルを検討してみてもいいかもしれません。

まとめ
- パターン1:マンドリンクラブのない学校の学生、もしくは社会人
→地域の社会人団体に入団して楽器を借り、団員に教えてもらう。 - パターン2:マンドリンクラブのある学校の学生
→すぐ入団する。(初心者が多い業界なので問題ナシ)
要するに、「マンドリンを始めたいなら、いますぐ始められるよ!」ということです。
わざわざ高い機材を買う必要もありませんし、高いレッスン代を払う必要もありません。
とりあえず始めてみて、面白くなかったら他団体を探せばいい話です。
以上です!
いいマンドリンライフを送りましょう!