今更ながら、K-LicksさんのKGピックを比較してみました。
もともと5〜6年前までマンドリニストの川口雅行氏考案のKGピックが販売されていたのですが、今回K-Licksさんから発売されたのは、その復刻版+α(後述)という立ち位置です。KGピックは私の周りではかなりユーザーが多く、その廃番を嘆く声も多くあったため、今回の復刻は個人的にとても暑いネタでした。Twitterでは大した盛り上がりを感じませんでしたが・・・。

先ほど「復刻版+α」と書いた理由は、なんと今回は本家KGピックにない使用がふんだんに追加されて発売されたからです。
もともとKGピックはティアドロップ型で素材は柔らかめ・固めの二種類、厚みは3〜4パターン(うろ覚え)程度のものだったと思います。
しかし今回K-Licksさんからは、ティアドロップ型から素材3種類 x 厚み4パターンに加え、ホームベース型から素材3種類 x 厚み2パターンの計18種のKGピックが発売されました。K-Licksさん、さすがパーツ専業メーカーです。

今回はその中からホームベース型の厚み8.0のものを素材3種類で比較してみたいと思います。なぜなら私の指にはホームベースがフィットするからです。
形状、厚みは実際に握ってみないとわからないと思いますが、素材による音の違いは動画でもなんとなくわかると思うので。

1.エクセロイ(HB型、8.0)

握った感じでは、3つの中で一番硬いです。また、音域は他と比較すると中域が持ち上がっているように感じます。小さい部屋でのマンドリン独創あたりに向いていそうです。

2.マラニール(HB型、8.0)

硬さは3つの中で中間。音域は他と比較すると高域がしっかり出てています。
音を遠くまで飛ばしたい時などに使えそうです。
こちらは本家KGピックと同素材です。本家を求めるのならこちら。

3.スーパータフ(HB型、8.0)

3つ中でもっとも柔らかいです。他と比較すると低域から高域まで満遍なく出ているという印象。バランスがとてもいいです。
柔らかいので、早弾きには少々向いていないかもしれません。

ピックには惜しまず投資しよう

ピックに拘っている人は、本体とか弦とか一通り凝ってきた人なんだろうと思います。

本体や弦と違って、ピックは星の数ほどあります。

でも幸いにそこまで高いものでもありません。

自分に合うピックを探していると禅問答に陥ることもありますが、どんどんいろんなピックを試してみてください。

備忘録として録音時の設定を残しておきます。

投稿者

MiUPa

怠惰に過ごしています。