
楽器の手入れ、ちゃんとやってますか?
今回は、毎日やってもらいたいマンドリンのメンテナンスについて書いていきます。
僕がマンドリンを始めた大学生の頃は、適切な手入れ方法について教えてくれる人はいませんでした・・・。
この記事を読んで、楽器を大事に扱ってくれる人が少しでも増えることを願ってます。
マンドリンって高い楽器なので、少しでも長く使っていきたいですよね。
マンドリンのメンテナンス方法・道具まとめ
「演奏後に毎回やってもらいたいメンテナンス」「弦を交換する時にやってもらいたいメンテナンス」で分けて書いていきます。
演奏後に毎回やってもらいたいメンテナンス
演奏した後は、自分が触ったであろう部分を丁寧にクロスで拭きましょう。
ボディはもちろん、弦も一本一本丁寧に拭いた方がいいですね。
マンドリンの弦って高いので、丁寧に汚れを拭き取って、少しでも長持ちさせましょう。
日頃の手入れには特別な道具は使わずに、クロスで丁寧に拭くだけで大丈夫だと思います。
弦を交換する時にやってもらいたいメンテナンス
マメな人は1ヶ月に1回、そうでない人は演奏会前くらいに弦交換をしますよね。
弦を外すときは、普段のメンテナンスで手が届かないところをキレイにするチャンスです。
ボディのメンテナンス(指板以外)
まずはポリッシュを使って、ボディ全体をキレイに吹き上げましょう。
ポリッシュが何かを簡単に説明すると、「楽器をキレイにする洗剤」くらいに思ってください。
ポリッシュは楽器表面の塗装によって使い分ける必要がありますが、たいていのマンドリンはラッカー塗装だと思うので、こちらのSMITH PRO FORMUKA POLISHで大丈夫です。
使い方は簡単で、クロスに吹き付けてボディを拭くだけです。
汗で汚れそうなネックなんかはしっかり拭いた方がいいですね。
また、セラック塗装のものはカルナバポリッシュが良さそうです。
自分の楽器がラッカー塗装かセラック塗装か、はたまた別の何かなのかは、販売店に事前に確認してみてください。
指板のメンテナンス
そして最後にもう一個注意してもらいたいのが指板です。
マンドリンの指板はたいていエボニーという木でできていますが、指板は塗装がされておらず、放っておけばどんどん乾燥していきます。
乾燥して何が起きるかというと、運が悪ければ割れてしまいます。
割れるまで行かなくても、乾燥による収縮でフレットが飛び出し、指の怪我にもつながります。
なので、弦交換の時についでに指板のメンテナンスもしておきましょう。
指板のメンテナンスも至って簡単で、オイルで拭きあげるだけです。
以下のオイルは僕も使っていて、レモンのいい匂いがするのでオススメです。
レモンの匂いが苦手な人は、こちらのオイルが良さそうです。
弦交換にめちゃくちゃ役立つ小道具
ちなみに弦交換には、弦カッター兼ストリングワインダー(弦を素早く巻く道具)のこちらの道具がめちゃめちゃ便利です。
僕もずっと使ってます。
【最後に】マンドリンのメンテナンスはめちゃめちゃ大事です!
あなたが今使っている楽器は借り物だったり、お下がりだったり、自分でかったものだったりでしょうか。
いずれにせよ、少しでも長く使えた方がいいですよね。
楽器を長持ちさせるためにも、快適に演奏するためにも、楽器の良さを引き出すためにも、日々のメンテナンスはかなり重要です。
この記事を読んで、すこしでも「クロスで拭くくらいやってやるかな」と思ってもらえたら幸いです。