僕は日頃Mathematicaと呼ばれる計算ソフトを使って研究しています。
ある時このMathematicaで音を鳴らせると言うことに気が付きました。
培ったスキルを研究だけに使うのはもったいない気がしてきたので、Mathematicaを使って音楽アレンジに挑戦してみました。
Mathematica × Ave maria
(たまたまAve mariaにハマっていただけであって、韻を踏みたかったわけではありません・・・。)
実際に作ってみたものがこちらです。
とりあえず物は試しに、伴奏はピアノでコードを四分音符で弾かせ、コードの音+休符の中でギターを八分音符でランダムに鳴らしてみました。
泳がすといってもコードの音の中を泳がせているので、変な音の組み合わせになることはありません。
アルゴリズム作曲法に該当するっぽい
僕が完全に無知なだけでしたが、世の中には「アルゴリズム作曲手法」と言うものが存在するらしいです。
通常「アルゴリズム作曲法」といえば、とりもなおさず人間が介入せずに所定の形式的な過程により曲を発生させる方法に限られる。すなわちコンピュータを使って生成させたり、なんらかのランダム性(偶発性)にゆだねた作曲法である。
wikipedia アルゴリズム作曲法
心地よく聞こえる音楽と言うのは法則があります。
その法則があるということは、プログラムにも組み込めるということ。
だけど完全にルールに則った音楽が優れているかというとそういうわけでもなく、つまらない音楽になったりすることも多いみたいです。
そのルールをどうやって上手く逸脱するかが、各作曲者のセンスに委ねられているわけです。
そのうまいこと逸脱する方法も多分ある程度法則があって、今度はそれもプログラミングされていくかもしれません。
そうなったら作曲家ってどうやって食っていくんでしょうね。
作曲家という職業が無くなるのでしょうか。
(2015/6/23のリライト記事)