前回のエージングに使った音はマンドリン音源(AviAvital氏演奏の即興詩/桑原康雄)だったが、今回はイヤホンなどのエージングにもよく使われている、ピンクノイズというものを用いて検証を行ってみる。
ピンクノイズとは、パワーが周波数に反比例する雑音のこと。同じ周波数成分を持つ光がピンク色に見えることからピンクノイズと呼ばれる。いわゆる1/fゆらぎを持った信号源をマクロに見た場合も似た感じになる。
前回は絃をフルに張った状態で検証を行ったが、めんどくさいので一本のA線以外すべて取っ払った。今回は、440Hz(A)にチューニングした絃を用いる。
エージング前の周波数帯域がこちら。
そしてまた、1時間程度エージングを行った。
ピンクノイズ音源は、hide10様のブログから拝借した。ありがとうございました。
そして1時間後に測定したスペクトル。
微妙と言われれば微妙だが、黄色で囲った部分の音量が増えたような気がしないでもない。